ミラノ・サローネ2016 現地レポート その1

ミラノサローネ2016

ミラノに行って参りました。
年に一度開催される「ミラノ・サローネ」を体験するためです。
正式名称「インターナショナル・サローネ・デル・モービレ」は、イタリア北部の商業都市・ミラノで開かれる国際家具見本市。
星の数ほどの家具工房と、大小様々なメーカーが軒を連ねる家具大国・イタリアが、総力をあげて開催するビッグイベントです。
約一週間で、30万人を超える来場者が訪れると聞きますので、驚く他はありません。
しかも、半数以上はイタリア国外から訪れるとか。
日本からも、パナソニックをはじめとする有力企業が出展しており、まさに世界中のインテリア関係者の注目を集める見本市と言えるのです。

そんなミラノ・サローネは、最新のインテリアデザインが一同に集う発表の舞台でもあります。
イグアナアイプロジェクトをはじめとする、デザイン系インテリア製造に携わるヒラミヤとしては、実際に足を運ぶ必要がある場だったのです。

ミラノサローネ2016ゲート

メイン会場となる「ロー・フィエラミラノ」(フィエラは見本市会場を意味するようです)に向かいます。
まず目を奪われたのは、イタリアの建築家 マッシミリアーノ・フクサスが2005年にデザインした会場その物。
ゲートは、ご覧のとおり巨大なキャノピーに囲われています。
柱状のパイプを構造体にして、ポリカーボネートのような透明板を張る事で成立していました。

ミラノサローネ2016ゲート

ヒラミヤが製作したイグアナアイ青山のインテリアは、アルゴリズムで設計したメタルプレートの組み合わせで構成されています。
面自体が構造体であるイグアナアイと、柱を主役にして面を貼り付けるミラノサローネ会場のキャノピーは、アプローチの違いはあれど、同様の方向性をもった三次元曲面の表現。
とても興味深い建築物との出逢いでした。

ミラノサローネで見つけた壁

こちらはシェルフでしょうか。
三次元的曲面の断面を切り出した板を、格子状に組み合わせる事で構成されています。
アルゴリズミックなデザインが、ダイナミックな空間表現として落とし込まれています。

ミラノサローネ2016で見つけた構造物

アーティスティックな表現として、さらに一歩踏み込んだ作品と出逢いました。
それぞれに違うアングルや角度が与えられた、連続した“腺”を組み合わせる事で、立体的な空間表現を具現化しています。

ミラノ・サローネ2016レポート その2に続く