ミラノ・サローネ 現地レポート その2

世界中のデザイナーが集う場、ミラノ・サローネ。
前回の現地レポートに続き第2回目です。
今回は、プロダクトやアートにおけるアルゴリズミックデザインに注目してみました。

名作と呼ばれる有名な企業が創る最新作が一堂に会する世界最大級の祭典では、興味深い展示物が目白押しです。
アルゴリズムで設計されたプロダクツや、同形状のブロックを組み合わせた物など、様々な手法を見ることができ、大変勉強になりました。
金属板金を生業とするヒラミヤですから、「我々ならどう創るか?」と想像しながら会場をまわるのは、とても刺激的な時間です。
あまりに情報が氾濫しすぎていて、オーバーフロー気味ではありますが、会場で出会った興味深いプロダクツの中から、何点かをご紹介いたします。

ミラノトリエンナーレ美術館にて

TAKEO PAPER SHOW: ㈱竹尾

企画構成;原研哉氏
http://www.takeopapershow.com/
(本展示は日本各地を回った後、イタリアに渡ったようです)

風光 紙礁

風光 紙礁 / 柔らかさと風合いを探求する。

アルゴリズムを使って並べられた異なった形の紙。
計算されたスリットが無数に刻まれています。
もともとは平面だった素材に、切れ込みを入れて持ち上げるだけで2Dから3Dに形を変えます。

NTラシャ TONE OF GRAVITY

NTラシャ TONE OF GRAVITY / 紙の原点となる多色紙

形状の違うカラフルなパーツを組み合わせた立体表現です。
私たちの金属では素地だけの異なる形状を組むだけでしたが、色を変えることで動きが何倍にも広がっています。

その他の会場で

HiramiyaStMilanoRepo02005

HiramiyaStMilanoRepo02003同じサイズのブロックを規則正しく並べることにより、壺や器を表現した作品です。
根気が必要であることをしっかり学ばせて頂きました。

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アルゴリズムを駆使してべニアを使って製作されたプロダクツで、自立しています。
中央は動くオブジェがぶら下がっていました。

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何処が引出であるか分からない「引き出し」。
複雑な形状は、アルゴリズムで計算されたパーツで構成されています。

同じ手法で設計されても、デザイナーの考え方や狙いによって、まったく違う結果となるのが興味深いですね。
ミラノ・サローネ 現地レポート その3に続く。