BUILDING STRUCTURE3D CADデータからの製作も可能なオーダーメイド建築構造材

ヒラミヤの建築構造材の隅肉溶接は以前にご紹介しましたが、その隅肉溶接技術と板物の鈑金加工で培った技術を合わせた「オーダーメイド建築構造材」の製作もしています。

既製の建築構造材は規格が限られており、一般的な鉄工所でも鋼材の曲げ加工は可能ですが、曲げRは治具の範囲に限られる為、そのバリエーションは限られます。
それにより実現できる意匠の幅も狭まってしまうのが現実です。
しかし、板材を加工し、溶接して製作する「オーダーメイド建築構造材」では、既製品にない規格や形状の建築構造材を製作することができますので、意匠を崩さずに実現させることができます。

ヒラミヤには、極薄から極厚の板材を曲げることができる技術(技術紹介はこちら)、精度の高い金属レーザー加工技術(技術紹介はこちら)、それらを支える設備があります。
そして、ヒラミヤは3D CADデータから製作することも得意としています。
これらを組み合わせることにより、「オーダーメイド建築構造材」を実現しています。

オーダーメイドT型鋼の曲げ加工

オーダーメイド建築構造材

こちらは以前にご依頼を請けた、とある建築物に使う建築構造材のひとつです。
曲げ加工したT型鋼と既製のH型鋼を組み合わせ、補強を入れた構造材になります。
この円弧を描いたT型鋼は、先にフランジの部材とウェブの部材を板材の状態で曲げ加工し、その後に隅肉溶接を行って完成させました。

ヒラミヤでは、大型のレーザーカッター、そして130tの力で曲げ加工ができる大型ベンダーを所有していますので、このような構造材も製作ができます。
この製作方法は、H形鋼や山形鋼(L字鋼)、溝形鋼などにも幅広く応用できます。

板材から製作する建築構造材の強みは、一方向の曲げ加工だけではありません。
ひとつひとつの部材を加工して溶接しますので、波型のH型鋼であっても製作できます。

複雑な形状を含む建築構造材

建築構造材の隅肉溶接

構造材の部材はレーザーカッターで切断しますので、直線の部材で構成された構造材だけでなく曲線を含む複雑な形状も製作することができます。

3D CADデータから建築構造材の製作

オーダーメイド建築構造材

ヒラミヤが得意とする製作方法に3D CADデータを利用した方法があります。
こちらの構造材は、構造計算されたRhinocerosの3D CADデータを設計者に支給して頂き、そのデータから部材製作用図面を作成し、金属加工を行いました。
写真の木材部分は別の工場で製作された部材ですが、3D CADデータを使った製作を行うことにより、現場合わせの必要もなく双方の部材がぴったりと収まりました。

これまでにご紹介したアルゴリズミックデザインを取り入れたインテリア装飾金物の製作だけでなく、3Dデジタルデータのやり取りのみで構造材まで製作を行うことができるのがヒラミヤです。
3D CADデータからの製作は、意匠を実現できる幅が広がるだけでなく、コスト面でも有利になる場合があります。